問題
社会調査の倫理や個人情報保護に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 施設職員を調査対象者にして,福祉サービスの一般的な苦情対応に関する調査を実施する際に,施設職員は調査に協力する義務があると依頼状に明記した。
- 調査者が,研究目的で住民基本台帳から作成した調査対象者の住所リストを,調査終了後に自分の主催する介護予防啓発イベントの案内状の郵送に利用した。
- 質問紙調査の回答の仕方で分からない箇所があるので教えて欲しいという調査対象者からの問合せに,調査対象者全体への公平性に欠けるため説明を控えた。
- 面接調査の音声データから記録を作成する際,調査対象者の名前や面接の中で出てきた人名を,アルファベット順に記号化した。
- 面接調査終了後,調査対象者1名から協力辞退の申出があったため,その調査対象者のデータについて年齢と所属を書き換えてから分析に利用した。
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解説
1. 施設職員を調査対象者にして,福祉サービスの一般的な苦情対応に関する調査を実施する際に,施設職員は調査に協力する義務があると依頼状に明記した。
誤り。
2. 調査者が,研究目的で住民基本台帳から作成した調査対象者の住所リストを,調査終了後に自分の主催する介護予防啓発イベントの案内状の郵送に利用した。
誤り。
3. 質問紙調査の回答の仕方で分からない箇所があるので教えて欲しいという調査対象者からの問合せに,調査対象者全体への公平性に欠けるため説明を控えた。
誤り。
4. 面接調査の音声データから記録を作成する際,調査対象者の名前や面接の中で出てきた人名を,アルファベット順に記号化した。
正しい。
5. 面接調査終了後,調査対象者1名から協力辞退の申出があったため,その調査対象者のデータについて年齢と所属を書き換えてから分析に利用した。
誤り。