問題
福祉政策の学説に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
- ローズ(Rose, R.)は,経済成長,高齢化,官僚制が各国の福祉国家化を促進する要因であるという収斂理論を提示した。
- エスピン‒アンデルセン(Esping-Andersen, G.)は,自由主義・保守主義・社会民主主義という3類型からなる福祉レジーム論を提示した。
- マーシャル(Marshall, T.)は,社会における福祉の総量(TWS)は家庭(H),市場(M),国家(S)が担う福祉の合計であるという福祉ミックス論を提示した。
- ウィレンスキー(Wilensky, H.)は,福祉の給付を「社会福祉」「企業福祉」「財政福祉」に区別した福祉の社会的分業論を提示した。
- ティトマス(Titmuss, R.)は,市民権が18世紀に市民的権利(公民権),19世紀に政治的権利(参政権),20世紀に社会的権利(社会権)という形で確立されてきたという市民権理論を提示した。
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解説
1. ローズ(Rose, R.)は,経済成長,高齢化,官僚制が各国の福祉国家化を促進する要因であるという収斂理論を提示した。
誤り。
2. エスピン‒アンデルセン(Esping-Andersen, G.)は,自由主義・保守主義・社会民主主義という3類型からなる福祉レジーム論を提示した。
正しい。
3. マーシャル(Marshall, T.)は,社会における福祉の総量(TWS)は家庭(H),市場(M),国家(S)が担う福祉の合計であるという福祉ミックス論を提示した。
誤り。
4. ウィレンスキー(Wilensky, H.)は,福祉の給付を「社会福祉」「企業福祉」「財政福祉」に区別した福祉の社会的分業論を提示した。
誤り。
5. ティトマス(Titmuss, R.)は,市民権が18世紀に市民的権利(公民権),19世紀に政治的権利(参政権),20世紀に社会的権利(社会権)という形で確立されてきたという市民権理論を提示した。
誤り。