問題
「認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン」(2018年(平成30年)(厚生労働省))と「障害福祉サービス等の提供に係る意思決定支援ガイドライン」(2017年(平成29年)(厚生労働省))における意思決定支援に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 認知症の人の意思決定支援では,家族は本人と利害が対立することがあることから,意思決定支援チームの一員に入らないこととされている。
- 認知症の人の意思決定支援では,本人が実際の経験をすると本人の意思が変わることがあるので,体験利用などの提案は控えた方がよいとされている。
- 障害者の意思決定支援では,それに必要な情報の説明は本人が理解できるように工夫して行い,自己決定の尊重に基づくことが基本的原則である。
- 障害者の意思決定支援では,職員等の価値観においては不合理でも,また他者の権利を侵害する場合でも,その選択を実現する支援を行うことが基本的原則である。
- 障害者の意思決定支援では,本人の自己決定や意思確認の前に,本人をよく知る関係者が集まり,本人の意思を推定する支援を行うことが基本的原則である。
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解説
1. 認知症の人の意思決定支援では,家族は本人と利害が対立することがあることから,意思決定支援チームの一員に入らないこととされている。
誤り。
2. 認知症の人の意思決定支援では,本人が実際の経験をすると本人の意思が変わることがあるので,体験利用などの提案は控えた方がよいとされている。
誤り。
3. 障害者の意思決定支援では,それに必要な情報の説明は本人が理解できるように工夫して行い,自己決定の尊重に基づくことが基本的原則である。
正しい。
4. 障害者の意思決定支援では,職員等の価値観においては不合理でも,また他者の権利を侵害する場合でも,その選択を実現する支援を行うことが基本的原則である。
誤り。
5. 障害者の意思決定支援では,本人の自己決定や意思確認の前に,本人をよく知る関係者が集まり,本人の意思を推定する支援を行うことが基本的原則である。
誤り。