問題
事例を読んで,次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
Dさんは,アパートの1室をEさんから月額賃料10万円で賃借し,一人暮らしをしている。Dさんには,唯一の親族として,遠方に住む子のFさんがいる。また,賃借をする際,Dさんの知人であるGさんは,Eさんとの間で,この賃貸借においてDさんがEさんに対して負担する債務を保証する旨の契約をしている。
- Dさんが賃料の支払を1回でも怠れば,Eさんは催告をすることなく直ちに賃貸借契約を解除することができる。
- Fさんは,Dさんが死亡した場合に,このアパートの賃借権を相続することができる。
- Gさんは,保証が口頭での約束にすぎなかった場合でも,契約に従った保証をしなければならない。
- Fさんは,Dさんが賃料を支払わないときに,賃借人として賃料を支払う責任を負う。
- Gさんは,この賃貸借とは別にDさんがEさんから金銭を借り入れていた場合に,この金銭についても保証をしなければならない。
正答を見る
2
解説
1. Dさんが賃料の支払を1回でも怠れば,Eさんは催告をすることなく直ちに賃貸借契約を解除することができる。
誤り。
2. Fさんは,Dさんが死亡した場合に,このアパートの賃借権を相続することができる。
正しい。
3. Gさんは,保証が口頭での約束にすぎなかった場合でも,契約に従った保証をしなければならない。
誤り。
4. Fさんは,Dさんが賃料を支払わないときに,賃借人として賃料を支払う責任を負う。
誤り。
5. Gさんは,この賃貸借とは別にDさんがEさんから金銭を借り入れていた場合に,この金銭についても保証をしなければならない。
誤り。