問題
イギリスの新救貧法(1834年)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 劣等処遇の原則を導入し,救貧の水準を自活している最下層の労働者の生活水準よりも低いものとした。
- パンの価格に基づき定められる最低生計費よりも収入が低い貧困者を対象に,救貧税を財源としてその差額を給付した。
- 貧困調査を実施して,貧困は社会的な要因で発生することを明らかにした。
- 働ける者を労役場で救済することを禁止し,在宅で救済する方策を採用した。
- 貧困の原因として欠乏・疾病・無知・不潔・無為の5大巨悪を指摘した。
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解説
1. 劣等処遇の原則を導入し,救貧の水準を自活している最下層の労働者の生活水準よりも低いものとした。
正しい。
2. パンの価格に基づき定められる最低生計費よりも収入が低い貧困者を対象に,救貧税を財源としてその差額を給付した。
誤り。
3. 貧困調査を実施して,貧困は社会的な要因で発生することを明らかにした。
誤り。
4. 働ける者を労役場で救済することを禁止し,在宅で救済する方策を採用した。
誤り。
5. 貧困の原因として欠乏・疾病・無知・不潔・無為の5大巨悪を指摘した。
誤り。