問題
「人間開発報告書2019(概要版)」(国連開発計画(UNDP))の内容に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 「持続可能な開発目標」(SDGs)中の「2030年までに極度の貧困を全世界で根絶する」という目標を達成する目途が立っている。
- 「人間開発指数ランクごとのグループ」をみると,2005年から2015年にかけての平均寿命の年数の延びは,最高位グループよりも低位グループの方が大きい。
- 人間開発の各側面のうち,健康の格差は,所得や教育の格差と異なり,世代間で継承されることは少ない。
- 各国・地域の人間開発の格差を評価するには,一人当たり国民総所得(GNI)を比較することが最も適切である。
- 人間開発の格差を是正するには,市場の公平性と効率を高めることが有効であり,そのために各国・地域は減税・歳出削減と規制緩和を実施する必要がある。
(注) 「人間開発指数ランクごとのグループ」とは,世界の国・地域を人間開発指数の高い方から,最高位(Very high),高位(High),中位(Medium),低位(Low)の 4グループに分類したもののことである。
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解説
1. 「持続可能な開発目標」(SDGs)中の「2030年までに極度の貧困を全世界で根絶する」という目標を達成する目途が立っている。
誤り。
2. 「人間開発指数ランクごとのグループ」をみると,2005年から2015年にかけての平均寿命の年数の延びは,最高位グループよりも低位グループの方が大きい。
正しい。
3. 人間開発の各側面のうち,健康の格差は,所得や教育の格差と異なり,世代間で継承されることは少ない。
誤り。
4. 各国・地域の人間開発の格差を評価するには,一人当たり国民総所得(GNI)を比較することが最も適切である。
誤り。
5. 人間開発の格差を是正するには,市場の公平性と効率を高めることが有効であり,そのために各国・地域は減税・歳出削減と規制緩和を実施する必要がある。
誤り。