問題
障害に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
- 後天性免疫不全症候群による免疫機能障害は,内部障害に該当しない。
- 「難病法」で定められた指定難病患者の全てに,身体障害者手帳が交付される。
- 外傷性脳損傷による注意力の低下は,高次脳機能障害の症状の一つである。
- 一つの疾患から,複数の身体機能の障害を来すことはない。
- 糖尿病による視覚障害では,身体障害者手帳を取得できない。
(注) 「難病法」とは,「難病の患者に対する医療等に関する法律」のことである。
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解説
1. 後天性免疫不全症候群による免疫機能障害は,内部障害に該当しない。
誤り。身体障害者福祉法における内部障害に該当する。
2. 「難病法」で定められた指定難病患者の全てに,身体障害者手帳が交付される。
誤り。難病患者のうち、身体障害者福祉法で規定する障害がある場合は身体障害者手帳が交付される。
3. 外傷性脳損傷による注意力の低下は,高次脳機能障害の症状の一つである。
正しい。
4. 一つの疾患から,複数の身体機能の障害を来すことはない。
誤り。一つの疾患から、複数の身体機能の障害を来すことがある。
例 糖尿病は、腎機能障害、視覚障害、神経障害など重複障害の原因疾患である。
5. 糖尿病による視覚障害では,身体障害者手帳を取得できない。
誤り。糖尿病など疾患の結果として、障害の程度や生活動作の支障などにより身体障害者手帳の対象として認定された場合、身体障害者手帳を取得できる。