問題
日本におけるがん(悪性新生物)に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
- 近年において,がんは死因の第2位となっている。
- がんと食生活は関係がない。
- 早期発見を目的とするがん検診は,がんの一次予防である。
- 近年の傾向として,胃がんの「死亡率」は低下している。
- がんの治療は,手術療法に限られる。
(注) 「死亡率」とは,年齢構成を基準人口で調整した「年齢調整死亡率」を指す。
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解説
1. 近年において,がんは死因の第2位となっている。
誤り。がんは死因の第1位となっている。
令和4年(2022)人口10万人当たりの死因別死亡率
- 第1位 悪性新生物(がん) 24.6%
- 第2位 心疾患 14.8%
- 第3位 老衰 11.4%
2. がんと食生活は関係がない。
誤り。消化器系のがんの発症と食生活との関係が指摘されている。
3. 早期発見を目的とするがん検診は,がんの一次予防である。
誤り。早期発見は二次予防である。
4. 近年の傾向として,胃がんの「死亡率」は低下している。
正しい。
5. がんの治療は,手術療法に限られる。
誤り。抗がん剤による化学療法、手術療法、放射線療法がある。