科目から学ぶ
【共通科目】と【専門科目】の全19科目から科目別に問題をご紹介します。
①医学概論
②心理学と心理的支援
③社会学と社会システム
④社会福祉の原理と政策
⑤社会保障
⑥権利擁護を支える法制度
⑦地域福祉と包括的支援体制
⑧障害者福祉
⑨刑事司法と福祉
⑩ソーシャルワークの基盤と専門職
⑪ソーシャルワークの理論と方法
⑫社会福祉調査の基礎
第36回 福祉行財政と福祉計画 問43
問題
次のうち，入所の仕組みを利用契約制度と措置制度に分けた場合，措置制度に分類されている施設として，適切なものを 2 つ選びなさい。
- 軽費老人ホーム
- 老人短期入所施設
- 障害者支援施設
- 児童養護施設
- 救護施設
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4,5
解説
1. 軽費老人ホーム
誤り。軽費老人ホームは,老人福祉法20条の6に規定されている。高齢者本人と経費老人ホームとの契約なので,利用契約制度に分類される。
2. 老人短期入所施設
誤り。老人短期入所施設は,老人福祉法20条の3に規定されている。ショートステイとも呼ばれ,担当のケアマネージャーを通して,施設との契約になるので,利用契約制度に分類される。
3. 障害者支援施設
誤り。障害者支援施設は,障害者総合支援法5条11項に規定されている。市町村の介護給付金等を支援する旨の決定を受けた後に,当該施設と契約して利用するため,利用契約制度に分類される施設である。
4. 児童養護施設
正しい。児童養護施設は,児童福祉法41条に規定されている。入所については,行政による措置のため,措置制度に分類される施設である。
5. 救護施設
正しい。救護施設は,生活保護法38条2項に規定されている。入所については,行政による措置のため,措置制度に分類される施設である。