問題
事例を読んで,W認知症疾患医療センターで働くB若年性認知症支援コーディネーター(社会福祉士)のクライエントへの対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
Cさん(45歳,男性)は,仕事の失敗が増えたことを思い悩み,「周りに迷惑をかけたくない」と4か月前に依願退職した。その2か月後にW認知症疾患医療センターで若年性認知症と診断された。今月の受診日にCさんが相談室を訪れ,「子どももいるし,教育にもお金がかかります。妻も働いてくれているが,収入が少なく不安です。働くことはできないでしょうか」と話すのを,B若年性認知症支援コーディネーターはCさんの気持ちを受け止めて聞いた。
- 他の若年性認知症の人に紹介したものと同じアルバイトを勧める。
- 認知症対応型通所介護事業所に通所し,就労先をあっせんしてもらうよう勧める。
- 障害年金の受給資格が既に生じているので,収入は心配ないことを伝える。
- 元の職場への復職もできますから頑張りましょうと励ます。
- 病気を理解して,対応してくれる職場を一緒に探しませんかと伝える。
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解説
1. 他の若年性認知症の人に紹介したものと同じアルバイトを勧める。
誤り。
2. 認知症対応型通所介護事業所に通所し,就労先をあっせんしてもらうよう勧める。
誤り。
3. 障害年金の受給資格が既に生じているので,収入は心配ないことを伝える。
誤り。
4. 元の職場への復職もできますから頑張りましょうと励ます。
誤り。
5. 病気を理解して,対応してくれる職場を一緒に探しませんかと伝える。
正しい。