問題
事例を読んで,W病院の医療相談室のD医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)による,妊婦であるEさんへの支援に関する次の記述のうち,適切なものを 2つ選びなさい。
〔事 例〕
Eさん(33歳)は,会社員の夫(38歳)の健康保険の被扶養者であり,夫の母親(78歳,軽度の認知症,要介護1)と3人暮らしである。Eさんは現在,妊娠20週目で,第一子を出産予定である。実家は遠方で,実両親も高齢であることから,産後の子育てと義母の介護の両立に不安を抱えていた。義母は,昼間は通所型サービスを利用しているが,帰宅後は毎日同じ話を繰り返している。夫も多忙で残業も多く,頼りにできないとの思いを持っている。妊婦健診の結果は良好であるが,今後のことを考えると不安であるため,受診しているW病院の医療相談室を訪問した。
- 特定妊婦の疑いがあるため,地域包括支援センターに連絡をする。
- 出産手当金を受け取れることを説明する。
- 認知症高齢者の家族の会などの当事者同士が支え合う活動を紹介する。
- 義母の介護のために特殊寝台の貸与サービスを勧める。
- 産前・産後の不安や負担などを相談するために母子健康包括支援センター(子育て世代包括支援センター)を紹介する。
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3,5
解説
1. 特定妊婦の疑いがあるため,地域包括支援センターに連絡をする。
誤り。
2. 出産手当金を受け取れることを説明する。
誤り。
3. 認知症高齢者の家族の会などの当事者同士が支え合う活動を紹介する。
正しい。
4. 義母の介護のために特殊寝台の貸与サービスを勧める。
誤り。
5. 産前・産後の不安や負担などを相談するために母子健康包括支援センター(子育て世代包括支援センター)を紹介する。
正しい。