問題
事例を読んで,国際生活機能分類(ICF)のモデルに基づく記述として,最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
Aさん(40歳)は,脳性麻ま痺ひのため,歩行訓練をしながら外出時はOつえを使用していた。しかし麻痺が進行し,電動車いすを使用するようになり,電車での通勤が困難となった。その後,駅の階段に車いす用の昇降機が設置され,電車での通勤が可能となった。
- 疾患としての脳性麻痺は,「個人因子」に分類される。
- 電動車いす使用は,「心身機能・身体構造」に分類される。
- 杖歩行が困難となった状態は,「活動制限」と表現される。
- 電車通勤が困難となった状態は,「能力障害」と表現される。
- 歩行訓練は,「環境因子」に分類される。
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解説
1. 疾患としての脳性麻痺は,「個人因子」に分類される。
誤り。脳性麻痺は、「心身機能・身体構造」に分類される。
2. 電動車いす使用は,「心身機能・身体構造」に分類される。
誤り。電動車いす使用は、「環境因子」に分類される。
3. 杖歩行が困難となった状態は,「活動制限」と表現される。
正しい。
4. 電車通勤が困難となった状態は,「能力障害」と表現される。
誤り。電車通勤が困難となった状態は、「参加制約」と表現される。
5. 歩行訓練は,「環境因子」に分類される。
誤り。歩行訓練は、「活動」に分類される。