問題
事例を読んで,公的医療保険とその給付などに関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
大手企業の会社員Mさん(50歳)は専業主婦の妻(所得なし)と二人で生活し,年収は640万円,標準報酬月額は41万円である。年次有給休暇は計画的に取得し,日常の仕事の負担は重いとは感じていなかったが,11月中旬にW病院で胃がんと診断され,12月1日に入院となった。病床は本人の希望によって有料個室とした。翌日に胃全摘術を受け,12月20日に退院した。退院前日に病院から入院医療費の総額が96万9千円となることが告げられた。
- Mさんの医療費は,労働者災害補償保険から給付される。
- Mさんの自己負担は,当該医療費の1割である。
- Mさんの差額ベッド代は,公的医療保険からの給付の対象外となる。
- Mさんの自己負担は,高額療養費制度を適用すれば,全額免除となる。
- Mさんが加入する公的医療保険は,Mさんの妻が加入する公的医療保険とは異なる。
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解説
1. Mさんの医療費は,労働者災害補償保険から給付される。
誤り。
2. Mさんの自己負担は,当該医療費の1割である。
誤り。
3. Mさんの差額ベッド代は,公的医療保険からの給付の対象外となる。
正しい。
4. Mさんの自己負担は,高額療養費制度を適用すれば,全額免除となる。
誤り。
5. Mさんが加入する公的医療保険は,Mさんの妻が加入する公的医療保険とは異なる。
誤り。