問題
事例を読んで,N市社会福祉協議会の職員であるC社会福祉士が企画したプログラム評価の設計に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
N市社会福祉協議会は,当該年度の事業目標に「認知症の人に優しいまちづくり」を掲げ,その活動プログラムの一つとして認知症の人やその家族が,地域住民,専門職と相互に情報を共有し,お互いを理解し合うことを目指して,誰もが参加でき,集う場である「認知症カフェ」の取組を推進してきた。そこで,C社会福祉士は,プログラム評価の枠組みに基づいて認知症カフェの有効性を体系的に検証することにした。
- 認知症カフェに参加した地域住民が,認知症に対する理解を高めたかについて検証するため,ニーズ評価を実施する。
- 認知症カフェの取組に支出された補助金が,十分な成果を上げたかについて検証するため,セオリー評価を実施する。
- 認知症カフェが,事前に計画された内容どおりに実施されたかを検証するため,プロセス評価を実施する。
- 認知症カフェに参加する認知症の人とその家族が,認知症カフェに求めていることを検証するため,アウトカム評価を実施する。
- 認知症カフェが,目的を達成するプログラムとして適切に設計されていたかを検証するため,効率性評価を実施する。
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解説
1. 認知症カフェに参加した地域住民が,認知症に対する理解を高めたかについて検証するため,ニーズ評価を実施する。
誤り。
2. 認知症カフェの取組に支出された補助金が,十分な成果を上げたかについて検証するため,セオリー評価を実施する。
誤り。
3. 認知症カフェが,事前に計画された内容どおりに実施されたかを検証するため,プロセス評価を実施する。
正しい。
4. 認知症カフェに参加する認知症の人とその家族が,認知症カフェに求めていることを検証するため,アウトカム評価を実施する。
誤り。
5. 認知症カフェが,目的を達成するプログラムとして適切に設計されていたかを検証するため,効率性評価を実施する。
誤り。