問題
都市化の理論に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
- フィッシャー(Fischer, C.)は,都市の拡大過程に関して,それぞれ異なる特徴を持つ地帯が同心円状に構成されていくとする,同心円地帯理論を提起した。
- ワース(Wirth, L.)は,都市では人間関係の分節化と希薄化が進み,無関心などの社会心理が生み出されるとする,アーバニズム論を提起した。
- クラッセン(Klaassen, L.)は,大都市では類似した者同士が結び付き,ネットワークが分化していく中で多様な下位文化が形成されるとする,下位文化理論を提起した。
- ウェルマン(Wellman, B.)は,大都市では,都市化から郊外化を経て衰退に向かうという逆都市化(反都市化)が発生し,都市中心部の空洞化が生じるとする,都市の発展段階論を提起した。
- バージェス(Burgess, E.)は,都市化した社会ではコミュニティが地域や親族などの伝統的紐帯(ちゅうたい)から解放されたネットワークとして存在しているとする,コミュニティ解放論を提起した。
解答を見る
2
解説
1. フィッシャー(Fischer, C.)は,都市の拡大過程に関して,それぞれ異なる特徴を持つ地帯が同心円状に構成されていくとする,同心円地帯理論を提起した。
誤り。
2. ワース(Wirth, L.)は,都市では人間関係の分節化と希薄化が進み,無関心などの社会心理が生み出されるとする,アーバニズム論を提起した。
正しい。
3. クラッセン(Klaassen, L.)は,大都市では類似した者同士が結び付き,ネットワークが分化していく中で多様な下位文化が形成されるとする,下位文化理論を提起した。
誤り。
4. ウェルマン(Wellman, B.)は,大都市では,都市化から郊外化を経て衰退に向かうという逆都市化(反都市化)が発生し,都市中心部の空洞化が生じるとする,都市の発展段階論を提起した。
誤り。
5. バージェス(Burgess, E.)は,都市化した社会ではコミュニティが地域や親族などの伝統的紐帯(ちゅうたい)から解放されたネットワークとして存在しているとする,コミュニティ解放論を提起した。
誤り。