問題
知覚に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 外界の刺激を時間的・空間的に意味のあるまとまりとして知覚する働きを,知覚の体制化という。
- 明るい場所から暗い場所に移動した際,徐々に見えるようになる現象を,視覚の明順応という。
- 個人の欲求や意図とは関係なく,ある特定の刺激だけを自動的に抽出して知覚することを,選択的注意という。
- 水平線に近い月の方が中空にある月より大きく見える現象を,大きさの恒常性という。
- 二つの異なる刺激の明るさや大きさなどの物理的特性の違いを区別することができる最小の差異を,刺激閾(しげきいき)という。
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解説
1. 外界の刺激を時間的・空間的に意味のあるまとまりとして知覚する働きを,知覚の体制化という。
正しい。
2. 明るい場所から暗い場所に移動した際,徐々に見えるようになる現象を,視覚の明順応という。
誤り。明るい場所から暗い場所に移動した際,徐々に見えるようになる現象を,視覚の暗順応という。
3. 個人の欲求や意図とは関係なく,ある特定の刺激だけを自動的に抽出して知覚することを,選択的注意という。
誤り。選択的注意とは,多くの刺激の中からある特定の刺激だけに選択的にあるいは意図的に注意を向けることである。
4. 水平線に近い月の方が中空にある月より大きく見える現象を,大きさの恒常性という。
誤り。水平線に近い月の方が中空にある月より大きく見える現象を,月の錯覚という。
5. 二つの異なる刺激の明るさや大きさなどの物理的特性の違いを区別することができる最小の差異を,刺激閾(しげきいき)という。
誤り。二つの異なる刺激の明るさや大きさなどの物理的特性の違いを区別することができる最小の差異を,弁別閾(べんべついき)という。