問題
発達障害に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 限局性学習症(SLD)は,全般的な知的発達に遅れが認められる。
- 自閉スペクトラム症(ASD)は,通常,6歳以降に発症する。
- 自閉スペクトラム症(ASD)は,知的障害を伴わないのが特徴である。
- 自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如・多動症(ADHD)の両方が併存することがある。
- 注意欠如・多動症(ADHD)は,男児よりも女児の方が有病率が高い。
(注) 選択肢に使われている診断名に係る用語は,「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-5)」に基づく。
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解説
1. 限局性学習症(SLD)は,全般的な知的発達に遅れが認められる。
誤り。SLDは,学習に関わる能力に遅れが認められる。
2. 自閉スペクトラム症(ASD)は,通常,6歳以降に発症する。
誤り。ASDの発症時期は決まっていない。
3. 自閉スペクトラム症(ASD)は,知的障害を伴わないのが特徴である。
誤り。ASDは,知的障害を伴っていることが多い。
4. 自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如・多動症(ADHD)の両方が併存することがある。
正しい。
5. 注意欠如・多動症(ADHD)は,男児よりも女児の方が有病率が高い。
誤り。注意欠如・多動症(ADHD)は,女児よりも男児の方が有病率が高い。