問題
事例を読んで,X病院のB医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)のCさんへの対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
Cさん(43歳,男性)は,正社員として勤務する工場での仕事中に鋼板の落下によって頭部外傷を負った。救急病院で1か月の入院後,リハビリテーションの目的でX病院へ転院し3週間が経過した。下肢の片麻ま痺ひと高次脳機能障害があり,歩行のために下肢装具を製作した。CさんはB医療ソーシャルワーカーの下を訪れ,「労働災害として認められたが,今後の経済的なことがとても心配である。復職を含めたこれからの生活について相談したい」と話した。B医療ソーシャルワーカーはCさんの不安な気持ちに共感しながら具体的な情報を提供した。
- Cさん宅へ職場適応援助者(ジョブコーチ)を派遣し,復職に向けた訓練ができることを説明する。
- 入院期間中は傷病手当金が支給されることを説明する。
- 装具購入費は,労働者災害補償保険法に基づいて勤務先の工場へ請求できることを説明する。
- 退院後の生活に備えて,介護保険の要介護認定の申請について説明する。
- 休業4日目以降の休業期間中は,休業補償給付に加えて休業特別支給金が受けられることを説明する。
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解説
1. Cさん宅へ職場適応援助者(ジョブコーチ)を派遣し,復職に向けた訓練ができることを説明する。
誤り。
2. 入院期間中は傷病手当金が支給されることを説明する。
誤り。
3. 装具購入費は,労働者災害補償保険法に基づいて勤務先の工場へ請求できることを説明する。
誤り。
4. 退院後の生活に備えて,介護保険の要介護認定の申請について説明する。
誤り。
5. 休業4日目以降の休業期間中は,休業補償給付に加えて休業特別支給金が受けられることを説明する。
正しい。