第36回 福祉サービスの組織と経営 問123

問題

　福祉サービス提供組織の運営に関する次の記述のうち，適切なものを 2 つ選びなさい。

1. アカウンタビリティとは，ステークホルダーに対する説明責任を指す。
2. 社会福祉法人における評議員会とは，法人の日常的な業務執行の決定などを行う機関である。
3. 社会福祉法人の監事には，法人の評議員会の業務執行を監査し，その内容について監査報告書を作成する役割がある。
4. コンプライアンスとは，組織が法令や組織内外のルールを守ることにより，社会的責任を果たすことをいう。
5. 社会福祉法人における理事会とは，定款の変更や役員の選任などの体制の決定を行う機関である。

解説

1.アカウンタビリティとは，ステークホルダーに対する説明責任を指す。

正しい。アカウンタビリティとは,ステークホルダー（利害関係者）に対する説明責任を意味ですることである。

2. 社会福祉法人における評議員会とは，法人の日常的な業務執行の決定などを行う機関である。

誤り。社会福祉法人の評議員会は,定款変更や役員の選任といった体制の決定を行う機関で,最高議決機関である。

3. 社会福祉法人の監事には，法人の評議員会の業務執行を監査し，その内容について監査報告書を作成する役割がある。

誤り。社会福祉法人の監事の職務は理事の業務執行の監査である。

4. コンプライアンスとは，組織が法令や組織内外のルールを守ることにより，社会的責任を果たすことをいう。

正しい。コンプライアンスは法令遵守と訳される。

5. 社会福祉法人における理事会とは，定款の変更や役員の選任などの体制の決定を行う機関である。

誤り。社会福祉法人の理事会は,法人の日常業務執行の決定機関である。