科目から学ぶ
【共通科目】と【専門科目】の全19科目から科目別に問題をご紹介します。
①医学概論
②心理学と心理的支援
③社会学と社会システム
④社会福祉の原理と政策
⑤社会保障
⑥権利擁護を支える法制度
⑦地域福祉と包括的支援体制
⑧障害者福祉
⑨刑事司法と福祉
⑩ソーシャルワークの基盤と専門職
⑪ソーシャルワークの理論と方法
⑫社会福祉調査の基礎
第36回 社会理論と社会システム 問15
問題
持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）に関する次の記述のうち，最も適切なものを 1 つ選びなさい。
- 1989 年にアメリカのオレゴン州で策定された，行政評価のための指標である。
- 生活に関する八つの活動領域から構成された指標である。
- 貧困に終止符を打つとともに，気候変動への具体的な対策を求めている。
- 1995 年より毎年各国の指数が公表されている。
- 貨幣換算した共通の尺度によって，一律に各指標を測定する。
解答を見る
3
解説
1. 1989 年にアメリカのオレゴン州で策定された，行政評価のための指標である。
誤り。オレゴン州で策定された指標は、「オレゴンシャインズ」である。
2. 生活に関する八つの活動領域から構成された指標である。
誤り。SDGsは,「環境」「社会」「経済」の３側面からとらえられる17の目標から構成されている。
3. 貧困に終止符を打つとともに，気候変動への具体的な対策を求めている。
正しい。SDGsは貧困や飢餓の根絶と,気候変動や環境保護への取り組みを含む,持続可能な開発目標でる。
4. 1995 年より毎年各国の指数が公表されている。
誤り。2016年から166カ国を評価対象に,国ごとにスコアが算出され,そのランキングが「持続可能な開発報告書」で示されている。
5. 貨幣換算した共通の尺度によって，一律に各指標を測定する。
誤り。SDGsでは各指標の測定に貨幣換算は行わない。