問題
事例を読んで,R市福祉事務所のK生活保護現業員(社会福祉士)の支援に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
Lさん(60歳)は単身で生活しており,親族とは20年以上音信不通である。Lさんは,退職金規程のない会社で働いていたが,5年ほど前から持病が悪化して仕事ができなくなり,3年前に会社を退職した。それ以降は無職となっている。退職後,消費者金融から借金をして生活しており,家賃や公共料金も滞納しているようである。現在も直ちには就労が困難な健康状態であるため,Lさんは生活保護の受給を希望し,R市福祉事務所に生活保護を申請した。
- 保護の要否判定を行うとともに,援助計画策定のために必要な情報収集を行う。
- 保護の申請に当たっての条件として,「無料低額診療事業」を利用するように指導する。
- 社会福祉協議会と連携して,日常生活自立支援事業の利用を促す。
- 福祉事務所からLさんの扶養義務者に連絡を取り,Lさんの借金の返済を要請する。
- 公共職業安定所(ハローワーク)で求職活動をするように指導する。
(注) 「無料低額診療事業」とは,社会福祉法第2条第3項第9号に規定する「生計困難者のために,無料又は低額な料金で診療を行う事業」のことである。
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解説
1. 保護の要否判定を行うとともに,援助計画策定のために必要な情報収集を行う。
正しい。
2. 保護の申請に当たっての条件として,「無料低額診療事業」を利用するように指導する。
誤り。
3. 社会福祉協議会と連携して,日常生活自立支援事業の利用を促す。
誤り。
4. 福祉事務所からLさんの扶養義務者に連絡を取り,Lさんの借金の返済を要請する。
誤り。
5. 公共職業安定所(ハローワーク)で求職活動をするように指導する。
誤り。