問題
事例を読んで,G医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)によるHさんの経済的な不安への対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
Hさん(48歳)は,企業に勤務する会社員で,専業主婦の妻(46歳)と大学生の長男(20歳)の3人暮らしである。2週間前に脳O塞を発症し,現在,急性期病院に入院中である。主治医から,重度の麻ま痺ひにより今後は歩行が困難になるため,来週リハビリテーション病院に転院し,3か月ほどのリハビリテーション治療が必要であることを告げられた。転院等の相談のためにG医療ソーシャルワーカーが紹介された。G医療ソーシャルワーカーは,「医療費及び生活費などの経済的なことが心配です」と訴えるHさんに具体的な情報を提供した。
- 転院前に障害年金を受給できることを説明する。
- 介護保険の要介護認定を受ければ,生活費が支給されることを説明する。
- 療養の給付により医療費の一部負担金が全額免除されることを説明する。
- 勤務先から入院中の休業に対して報酬が支払われていなければ,傷病手当金を受給できることを説明する。
- 特別児童扶養手当を申請すれば,支給されることを説明する。
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解説
1. 転院前に障害年金を受給できることを説明する。
誤り。
2. 介護保険の要介護認定を受ければ,生活費が支給されることを説明する。
誤り。
3. 療養の給付により医療費の一部負担金が全額免除されることを説明する。
誤り。
4. 勤務先から入院中の休業に対して報酬が支払われていなければ,傷病手当金を受給できることを説明する。
正しい。
5. 特別児童扶養手当を申請すれば,支給されることを説明する。
誤り。