問題
心理検査に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 特別支援学級への入級を検討したい子どもの知能検査を学校から依頼されたので,ロールシャッハテストを実施した。
- 改訂長谷川式簡易知能評価スケールの結果がカットオフポイントを下回ったので,発達障害の可能性を考えた。
- 10歳の子どもに知能検査を実施することになり,本人が了解したので,WAIS-Ⅳ を実施した。
- 投影法による性格検査を実施することになったので,矢田部ギルフォード(YG)性格検査を実施した。
- WISC-Ⅳの結果,四つの指標得点間のばらつきが大きかったので,全検査 IQ(FSIQ)の数値だけで全知的能力を代表するとは解釈しなかった。
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解説
1. 特別支援学級への入級を検討したい子どもの知能検査を学校から依頼されたので,ロールシャッハテストを実施した。
誤り。ロールシャッハテストは知能検査ではなく,人格検査である。
2. 改訂長谷川式簡易知能評価スケールの結果がカットオフポイントを下回ったので,発達障害の可能性を考えた。
誤り。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは,高齢者が認知症かどうかを調べる検査である。
3. 10歳の子どもに知能検査を実施することになり,本人が了解したので,WAIS-Ⅳ を実施した。
誤り。子どもの知能検査はWISC-Ⅳである。
4. 投影法による性格検査を実施することになったので,矢田部ギルフォード(YG)性格検査を実施した。
誤り。矢田部ギルフォード(YG)性格検査は,質問紙法の性格検査である。
5. WISC-Ⅳの結果,四つの指標得点間のばらつきが大きかったので,全検査 IQ(FSIQ)の数値だけで全知的能力を代表するとは解釈しなかった。
正しい。